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正式には「単立宗教法人」で「天理教某分教会」ですが、目指す先は中山みき様の教え「国々所々のつとめ場所」にすることです。その足跡をつらつらと書いて行きたいと思いますが、時として政治や経済の話、猫の話が登
単立天理教会 国々所々つとめ場所は散歩道(非公認HP)
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役員さんの関西土産
2018年06月04日
久しぶりに役員さんに呼び出された。
役員さんが、先日関西方面に行き、そのお土産があるらしい。
関西といえば、当然、『天理教の本部』もあり、役員さんの繋がりなら『櫟本分署跡保存会』もある。他にも独立して中山みきの教義を探求している教会や活動をしている教会もあるのだから、色々と情報を集めて来たのかもしれない。例え『情報』でなくても、京都の『八つ橋』でも買って来てくれたと期待したい(笑)。
役「ハルアキさん、お久しぶりですね。」
ハ「ご無沙汰してます。」
役「毎月とは言いませんが、たまには教会に顔を出して下さいよ。ハルアキさんには色々とお話したいこともあるのですから。」
ハ「すみません。私用が重なってしまって。月次祭は毎月相変わらずですか?」
役「えぇ、毎月第一土曜日に変更して行っています。『神様のお話』と『簡略したかんろだいつとめ』はそのままですが、信者さんの健康と体力維持のために時間をとることにしました。」
ハ「なるほど。失礼ながら高齢な方が多いですからねぇ。」
役「私の両親もそうですし、他の方も高齢ですから、皆さんの健康維持を考えてます。私自身、色々調べたり、体験したりして、それを実際に教会で信者さんにやって頂こうと思う訳です。」
ハ「なるほど。最近は全国的に『健康クラブ』とか『認知症予防サークル』とか、色々ありますよね。」
役「えぇ、そうです。その中から教会の信者さんに向いてる、簡単で効果のありそうなことを選んで体験して頂こうと思ってます。まだ、内容が固まってないので試行錯誤の段階ですが。」
ハ「そうですか。ある程度の形が出来たら教えて下さい。それはそうと、今日は関西に行ったお土産があるそうで?」
役「あぁ、そうでした。これです。」
そういって役員さんが取り出した物は、1本の巻物であった。
ハ「巻物?何ですか、これは?」
役「表のタイトルを見てください。」
ハ「『天理教祖御一代鑑』ですか?教祖の伝記のようなモノでしょうか?」
役「そうですね。珍しいでしょう?」
ハ「教組伝だとしても、巻物とはちょっと時代がかった感じですが、いつの時代のモノですか?」
役「まぁ、まずは中を見てください。」
言われて、紐を解き、巻物を目の前に広げて延ばしてみた。
まずは、本部の建物、教組殿などの建物が、絵巻物風に描かれている。
いや、絵巻物風ではなく、絵巻物なのだろう。
続いては、祭典の様子、月次祭の様子だろうか?
そして、中山みきの生涯を描いた挿絵と解説文が書かれている。
誕生から嫁入り、乞食の子供に自ら乳をふくませた逸話や、泥棒に米を持たせて帰してやった逸話、鏡が池に身を投げようとするシーンなど、『稿本教祖伝』でもおなじみの逸話だ。
ハ「最後は豊田山舎に埋葬する参列の様子ですか。なるほど、正しく教祖の一生を描いた絵巻物ですね。」
役「まぁ、そういう逸話も事実かどうか、怪しいモノがありますけど、広く信じられている、説かれている中山みきさんの一生を描いたモノですから、現在の『稿本 教祖伝』の元になった逸話を集めた絵巻物ですね。」
ハ「なるほど。最後に発行年と発行者が記載されてますね。発行年は大正14年12月25日ですか。大正の終わりギリギリですね。発行者は『上田秀夫』、発行所は『天理教奉賛会』となっていますね。この上田秀夫という人物と、天理教奉賛会というのはどういうモノなのでしょう?」
役「いや、分かりません。私の力では調べられませんでした。これだけのモノを発行するのですから、本部と強い繋がりがある人物や団体だと思いますが、私には分かりません。」
ハ「それは残念。」
役「でも、大正14年。中山みきさんが亡くなって40年弱の段階で、今でも伝わる逸話を描いた巻物が発行されていたというのは、意味が有る事だと思います。」
ハ「なるほど。」
役「それに、私が興味を惹かれるのは、発行年や発行者の前に書かれている部分なんですよ。」
ハ「前に書かれている部分?」
(続く、かもしれない。)
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