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『劇画 中山みき物語』5

ハ「次の『天皇神道』は、明治神道、国家神道の治世下での明治維新の思想ですね?」

責「以前もお話ししましたが、江戸時代までの幕藩体制の中で全国300藩に分割統治されていた日本全国の日本人の意識や考え方を一つに集めて力を合わせないと、日本は西欧列強の侵略や干渉を受けて植民地状態にされてしまう可能性が高かった訳です。実際に、明治維新当時のアジア情勢はハルアキさんも学校で習ったでしょう?」

ハ「そうでしたね。そうすると、明治政府の国家神道もあながち悪いモノではなかったと言えますかね?」

責「明治維新と国家神道を善悪や正誤の判断をするのは歴史の研究家に任せましょう。私が言えることは、国家神道や天皇神道は、中山みきさんの教えとは相反するモノだったという事です。」


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ハ「なるほど、ずいぶんと違う価値観、考え方だと言えますね。」

責「えぇ、でも、この『統治や支配を是とする価値観と宗教観』が明治維新によって日本中に広められたわけです。中山みきさんの教えとも相反しますが、古来から有る『八百万の神様』とも異なるものです。そして、これは第二次大戦後に否定された訳ですが、今でも人々の心の中には深く刻まれているのです。」


(続く)



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