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ハ「役員さん、こんにちは。」
役「ハルアキさん、いらっしゃい。お忙しい所呼び出して済みません。」

ハ「急な呼び出しは毎度の事ですから構いませんけど、今日は何でしょう?」
役「今日は、以前からお話していた『ひながたの会』の設立についてのお話をさせて頂こうと思いまして。」

ハ「ひながたの会というと、役員さんがアドバイスして離脱した教会の?」
役「アドバイス等と言うとおこがましいですね。私はほんの少し情報を伝えただけです。実際に手続きや申請、関係者とのやり取りをしたのは、それぞれの教会の人ですから、私は何もしていませんし。」

ハ「そうですか。でも、自分より先に離脱手続きなり行動なりを起こした経験者から話を聞く、教えて貰えるというのは、心強いし頼りになると思いますけど。」
役「そう思って貰えるなら嬉しいですけど(笑)。」

ハ「それで、離脱した教会が集まって、更に後に続く人や教会の支援をするために、ひながたの会を設立する訳ですか?」
役「それも目的の一つですけど、一番は、各教会の情報交換をするためです。というのは、離脱すると教団との一切の情報や交流が遮断されますから、その後の活動や信仰、教会運営などを全て自分達でやらなければなりません。」

ハ「役員さんは、それがメリットだと言ってましたよね?」
役「はい。上からの命令も上納金の義務も無くなりますし、自分達で決めて行動するというのは、大きなメリットです。でも、次にどうしようか、次は何をしようか、という事を全部自分達で考え、調べ、取り組んで行くのは、なかなかに大変でしょう?だから、皆で情報を出し合って、他所の参考になる事は取り入れる、自分達の取り組みについて、もっと良い方法ややり方やアイディアの意見を貰って参考にする、等と言った『交流の場』を作りたいと思った訳です。」

ハ「なるほど、確かに言えますね。」
役「たとえば、今年の夏は酷暑と言えるほど暑かった訳ですけど、ある教会から『この暑さで、おつとめ着を着るのも大変です』という声が上がったら、すかさず、『離脱したのだから、そういう形式に縛られる必要はありません。自分の所では、ハッピだけでやってます』というアドバイスが出ました。宗教法人の法律的な問題から、こういう信仰上の形式、それこそ、些細な教えの解釈や日常の事まで『アドバイスし合える』のが良いですね。」

ハ「上級も何もないのだから、形式や儀式に縛られる必要はないですものね。」
役「えぇ、そうです。もっとも、私の所ではハッピすらとうに止めていましたけど(笑)。」

ハ「でしたね。おつとめも講話の内容も、従来とは全く違いますよね。参加させて頂いてみた感じ、とても宗教行事とは思えませんけど?」
役「いいんです。行事や儀式形式に捕らわれる必要なんて何処にもありません。でも、伝えたい事は中山みきさんの教えですから、それを出来るだけ分かり易く簡潔に、また、かんろだいつとめの理、も伝えたいと思っています。勿論、こういった事は私の教会だけの話で、ひながたの会で強制しようとか押し付けよう等とは思っていません。訊かれたら答えますけど、何を選ぶかはそれぞれの教会が考え、決める事ですから。」

ハ「なるほど、了解しました。」
役「それで、ハルアキさんには、これを基に管理して頂いているHPで告知して頂きたいのです。」

役員さんが出したのは二枚ほどの文書だった。

一番上には『ひながたの会 設立趣意書』と書かれている。

そして、目的や会員資格、会員規約や会の役員等の項目が並ぶ。

文書を読み終えた私は、役員さんに疑問をぶつけた。

ハ「あの、役員さん、ひながたの会の役員構成とか会員とか、公表はしないのですか?普通、ネット上でも会社や団体などのHPでは、役員の本名や経歴などを載せますよね?」
役「載せませんよ。それは、以前原稿をお渡ししたときにその理由を説明したじゃありませんか。」

ハ「それはそうですけど、今はこの教会も離脱して1年以上経ちます。その間、何もトラブルや問題など無かったのですから、ここは公表しては如何でしょう?読む人の信用にも関わるかと思いますけど。」
役「目的の一つに、離脱しようとする教会の支援というのがある以上、教団から何をされるか分かりませんからね(笑)。私の教会はもとより、会員教会の名前も所在地も出せません。それで読んだ人が『信用できない』と思うなら、それはそれで仕方のない事です。」

ハ「あぁ、そうですね。分かりました。でも、この世話係として私の名前があるのはどういう事でしょう?」
役「それは、ハルアキさん以外に適任者がいないからです。勿論、やって頂けるでしょう?(笑)。」

ハ「相変わらず人使いが荒いなぁ。それで私に何か報酬や見返りは無いのでしょうか?」
役「じゃぁ、私が関西に行ったときは、必ず八つ橋をお土産に買ってきますよ(笑)。」

ハ「ん~、八つ橋程度で買収されるほど、、、しかし、、、仕方ないなぁ。」
役「では、宜しく頼みますよ(笑)。」