教会で保護している猫が産んだ3匹の子猫です。
名前はまだありません。
ひと月ほど経ち、元気いっぱいで動き回るため、写真に撮ろうとしてもブレてしまいます(笑)。
こういう毛並みは「キジ」と言うのでしょうか?
誰かが「キジ三毛じゃないか?」と言っていましたが。
三匹のうち、一匹だけ尻尾が短いのがいます。
自分で餌が食べられるようになったら、里親をさがそうかな。
我輩は、加藤ハルアキ(ペンネーム)の家で飼われている猫である。
名前は「タケさん」である。
生まれたのは加藤ハルアキ(ペンネーム)の知人の家である。
生家がどういう家だったかあまり記憶にないが、庭が広い古い二階建ての木造の家だったと思う。
そこに飼われていたのが我輩の母親で、全身真っ白な毛並みで、スマートなスタイルで美猫だと近所でも評判だったらしい。
その時我輩は4兄弟の3番目として生まれた。
ちなみに、上の二匹は全身白に額などに斑点のような模様、下の一匹は背中側がトラ縞で腹側が白という毛並みだ。真っ白な母親から我輩のような毛並みの子猫が生まれたという事は、父親の毛並みが容易に想像できようものだ。
だが、我輩の記憶には父猫の事は微塵もない。何処の馬の骨とも分からないが、母猫と恋に落ちて我輩が生まれたのは間違いがない事実だ。
ちなみに、母猫の名前が「タケ」である。
兄弟も全て「タケ」と呼ばれていた。当然我輩も「タケ」と呼ばれていた。
つまり、生家で飼われていた猫は、全て「タケ」と呼ばれる運命にある。
実は、これには深い理由があるらしい。
最近の調査によると、我輩の生家には「寅年生まれの女性」が居るとの事だ。そして、人間世界では「寅年生まれの女性がいる家で猫を飼うと、その女性は気性が虎のように荒くなって嫁に行けなくなる」という言い伝えがあるとの事だ。
しかし世の中はよくしたもので、「しかし、猫にタケという名前を付ければ、竹林で虎が大人しくしているように気性が荒くならない」との事だ。
あくまでもその家に伝わる言い伝えだし迷信に過ぎないと思われる。
しかし、その家の人間は頑なにそれを守り続け、結果として飼われている猫は過去から全て「タケ」と呼ばれる運命になる。既に我輩の母猫で5代目だか6代目の猫だそうだが、全て「タケ」と呼ばれていたという事だ。
ちなみにその家の「寅年生まれの女性」は、既に20年前に96歳の天寿を全うした大往生だった。でも、未だに猫たちが「タケ」と呼ばれるのに若干の理不尽さを感じないでもない。
まぁ、どうでも良い事ではあるのだが。
ということで、我輩は加藤家では生家の「タケ」と区別する為に「タケさん」と呼ばれている。
我輩は高い所が好きだ。
高い所から加藤ハルアキ(ペンネーム)をじっと観察する我輩。