本日 89 人 - 昨日 114 人 - 累計 271440 人

『劇画 中山みき物語』3

ハ「次の、中山みきの人助けについてですが、教団では『貧しい人に施しをし、病で苦しむ人に不思議なご守護を施した』という内容になっていますが、これを読むと、全く違いますね?」

責「はい。中山みきは『話し医者』と言われていたそうですから、単なる篤志家ともオカルトの呪い師でもありません。」

0025

0026

0027


ハ「なるほど。正しい夫婦の有り様、正しい心使い、正しい人生の生き方、そして、正しい世の中を創るために働く事、というお話をされた訳ですか。」

責「そう思います。身分制度のある社会、自分さえ良ければという価値観、他人を倒してでもという考え方、全てが月日親神の願いと相反するモノです。それを順々に諭して伝えたのが中山みきの教えだと考えられます。」


ハ「次の大和神社事件なのですが、稿本教祖傳などではあまり詳しく書かれていなくて、単に中山みきさんの教えが迫害されただけのような書き方になっています。」

責「教団から出ている出版物では、この事件を掘り下げたモノは殆どないですね。まぁ、事情があって掘り下げられないのだと思いますけど(笑)。」

















ハ「これからすると、大和神社事件は、仕組まれたモノというか、陰謀のような事件だったように見えますが。」

責「はい。大和神社事件の結果として、こかん名義の許可証が取り上げられてしまっています。中山みきからすれば、別に神仏祈祷の営業許可など無くてもどうという事はないのですが、同業者から何のかんのと喧しく言われ、信者さん達も集まり難くなるのでは意味が有りませんし、許可証のない者が人を集めるのは当時の法律にも引っ掛かります。それで、こかん名義の許可証を持っていた訳です。しかし、こかん名義のままでは困る人が居る訳ですよ。」

ハ「秀司ですか?戸主として、中山みきの教えも理解していないし、営業上も無関係では自分の立場が無い、という訳ですかね?」

責「だと思われます。大和神社事件は、単なる中山みきさんの教えに対する『迫害』ではなく、秀司を始め何人かの協力者が、信者組織を乗っ取ろうとした陰謀だという事ですね。」


(続く)



コメント
name.. :記憶
e-mail..
url..

画像認証
画像認証(表示されている文字列を入力してください):