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天理教の神様とは?

私、加藤ハルアキ(ペンネーム)は、今月の月次祭が終わった「国々所々つとめ場所(通称)」の責任役員を尋ねた。


ハ「責任役員さん、先日の月次祭、お疲れさまでした。」
役「ありがとうございます。ハルアキさんも有難うございました。」

ハ「結局、いらっしゃって頂いた信者さんは数名でしたね?」
役「そうですね。それも特に信仰熱心とか天理教の教義には興味のない、知人や親戚関係で来ていた方です。」

ハ「なるほど、ちょっと寂しい気もしますが。」
役「いやいや、これからが本当の信仰ですから。中山みき様の教えてくれた『おつとめ』とそれに関するお話をさせて頂くだけです。」

ハ「そうですか。それで少しお伺いしたい事があるのですが宜しいでしょうか?」
役「はい、何でもどうぞ。」

ハ「役員さんがお話しされる『月日親神』についてなんですが、最初に特徴をお話しされていましたが、ちょっと私には理解できないことも有るのでお伺いしたいのです。そもそも『神様』とは何なのでしょうか?」
役「それはまた、漠然とした、でも重要なテーマですね(笑)。」

ハ「そうですか。でもこれが分からないと『信仰』そのものが成り立たないような気がします。」
役「そうですね。とはいえ、私は学者でも研究者でもないので、正確な事や学説等からお話しする事は出来ません。私がこれまで見聞きしたり研究したり調べた中で、これが『中山みき様の教えてくれた月日親神だ』というお話で宜しいでしょうか?」

ハ「ええ、結構です。私自身が納得して文章にしたいのです。」
役「了解しました。神様のお話をするのに、まずはこれを見てください。」

目の前に置かれたのは、ちょっと古ぼけた感じの巾着のような包みであった。

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ハ「中に何か入ってるようですね。開けて見て良いですか?」
役「どうぞ、中から取り出して、裏表をよく見てください。」

ハ「チョット重みのある、鏡のような置物のような、これは何ですか?」
役「これは、『おメドウ』と呼ばれているモノです。」

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ハ「おメドウ??」
役「はい、あの神殿の中央『天理王の命』のお社の中に祀ってある『ご神体』ですね。一応、八咫鏡(やたのかがみ)の模造品というか、八咫鏡として扱われて拝む対象になっています。」

ハ「え??そんな大切なモノを、良いんですか??」
役「構いませんよ。天理教の信者さんでも、あるいは全国の会長さんなどでも、中身をじっくり見た事のある人は少ないかもしれません。まぁ、中山みき様の教えに従えばこんなモノに意味はありません。あ、ちなみにこれは、当分教会に祀られていた『おメドウ』で、他の教会や布教所、講社祀り等の『おメドウ』とは違うかもしれません。大きさが違うという情報もありますから。」

ハ「八咫鏡といえば、天皇家に代々伝わる三種の神器の一つですよね?」
役「そうです。日本神話において天孫降臨の際、ににぎのみことが天照大神から授けられた『八咫鏡(やたのかがみ)・八尺瓊勾玉(やさかにのまがたま)・草薙剣(くさなぎのつるぎ)』のうちの一つです。」

三神器
(三種の神器 イメージ)*実物は実在しているかどうかも不明

ハ「それがどうして天理教の教会のご神体になったのでしょう?」
役「もともと天理教は明治時代に六等教会神道天理教会として認可されていますから、当時は『天皇が神である』という教えを説かなければならなかったし、形式としてもこういうご神体を祀らなければならない経緯があったのでしょう。本部側からは『応法の道』という宣言が出されていますが、要は、中山みき様の教えや本席様の忠告や叱責を聞き流して、時の権力者や政権にすり寄って自己の身の安全と権勢を守ったという事でしょう。その点の歴史や流れをお話しすると長くなりますから、教会設立段階から『中山みき様の教えに反している』という事だけ理解して下さい。」

ハ「しかし、戦後に二代真柱が『復元』を打ち出して、中山みき様の教えやお話に戻っているのでは?実際、神道系の榊やしめ縄なども廃されて、文科省での分類でも神道系ではなく諸派として独立した天理教として存在している筈ですが。」
役「役所や登録上はそうですね。でも、天理教の教義や中身については『復元』など全然おぼつかないし、中山みき様の教えに『復元』されたなんて口が裂けても言えないような有様です。組織の形態や上下関係の厳しさ等封建社会そのもので、それを擁護するような話や教義解釈がされているのは理解できるでしょう?それが嫌で、否定するべきだと思って、当教会は『被包括関係廃止手続き』をしたのですから。」

ハ「そうでしたね。一連の手続の中でも、上級の発言ややり取り等を見る限り、今の世間一般からしても歪んでいるというか、一種独特な価値観を持っていると思わざるを得ませんね。」
役「そうです。こうしてこんなモノを祀っているから、こんなモノを信仰の対象としているから、教えやお話が歪んでしまうし、間違った方向を修正も出来ないのです。勿論、中には修正するべきだ、直すべきだという意見も多く出ていますが、その改善や改革をする権限や力を持っている人達が、自分達の権益や立場を守ることに専念していて『復元』の邪魔をしている、としか思えません。」

ハ「歪みや間違った方向ですか。具体的にはどのような事でしょうか?」
役「この教会でも、以前の朝夕のおつとめ、月次祭の祭典の様子はご存知ですよね?」

ハ「親神様、教祖様、御霊様の三殿に一列に並んで『おつとめ』したり、参拝したり、手踊りをしていましたね。」
役「そうです。その『おつとめ』の目標、頭を下げたり、手踊りする対象が、これなんですが、その様子を見て『何をしている』と思いましたか?」

ハ「そうですね。私の個人的感想ですけど、神様に何かをお願いしをしている、お祈りやご祈祷をしているとしか見えませんでした。」
役「そうでしょう。中山みき様は『理が神である』と教えてくれているのですから、こんなモノを拝んだり後生大事に扱って、ご祈祷したところで何の意味もない訳です。もともと『拝み祈祷』でも『伺い立てる信仰』でもない、と言っているのですから。」

ハ「なるほど。」
役「次に、教祖伝ですね。現在教団から発行されている『稿本教祖伝』は、あまりにもオカルトや史実にない事、史実だとしても曲解したり、原因や理由を正確に伝えていない事が多すぎます。」

ハ「あぁ、役員さんが常々言っていた『中山家が母屋を売り払ったのは、教祖様が施しをして貧乏になったからではなく、秀司が米相場で失敗をして借金をしたからだ』というような事ですね?」

役「そうです。その原因や理由を隠して、施しをして貧乏になるのが中山みき様の教えだという教義に歪めて、信者さんからお供えや神様へのお礼を出させるという教義に歪めている訳です。他にも沢山ありますから、真実の教祖の『ひながた』も『教え』も歪んでしまっているのです。あ、こういう話をすると尽きませんので、最初の質問の中身を考えて行きましょう。」



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